8月 会長コラム

固定チームナーシング振り返り

書籍:固定チームナーシング ―責任と継続性のある看護のためにー 第4版 第1刷2019・11・15 医学書院から振り返ります

-4 固定チームナーシングの5つの定義

  1. リーダーとメンバーを一定期間(1年以上)固定し、役割と業務を明確にしてチーム活動する
  2. 各チームは年間目標を持つ
    年間を通してチームが成長していくためのひとつでもあり、達成可能な年間目標を
    もち、具体策も含めてチームで共有していきます。
    ☆施設目標から看護部門・介護部門におり部署目標におりてくるトップダウンの
     目標も合わせてチーム目標に落とし込み年間を通して進めていきます。
     施設目標に参加し職員としての自覚ができる
    ☆看護・介護部の方針を受けてあるべき姿の看護・介護に対してチームメンバーが
     感じる問題状況を現状分析し、チーム目標として看護実践につなげる。
     チームメンバーが意思決定に参加し一体感を持つ
    ☆各チームが年間目標もって活動するためのポイントがあります。

    • 小集団活動と関連づける
    • 1年間で達成可能であること
    • 目標表現にする
    • チーム会に参加し決定する
    • 4~5人までの小グループで1課題がよい
    • 計画は4W1Hで立案する(ガントチャートの活用)

    ☆各チームを小集団としての小グループに分担してチーム目標を達成していく。
     定例チーム会で各小集団の現状報告しチーム全体からアドバイス・協力を得る

  3. 各チームは患者・利用者グループを継続して受け持つ
  4. 個々の患者・利用者には継続した受け持ちナースが存在し、固定チームが支援する
  5. 年間のチーム活動と日々のチーム活動があり、応援機能を持つ
    次回からこの5つの定義について一つずつポイントを振り返ります