6月 会長コラム

高齢化がますます進み在院日数が短い中での医療現場・介護現場は日々のケアや問題解決に苦労している状況です。
固定チームナーシングは臨床の問題を解決していくツールとして使いこなし、自分たちの看護や介護に期待する成果をもたらすものと考えます。
そこで、今回より固定チームナーシングの5つの定義について進めていきます。
基本的な使い方の軸は押さえて個々の場で工夫できれば問題解決に近づくのではないかと考えます。

固定チームナーシング振り返り

書籍:固定チームナーシング ―責任と継続性のある看護のためにー 第4版 第1刷2019・11・15 医学書院から振り返ります

-5 固定チームナーシングの5つの定義

  1. リーダーとメンバーを一定期間(1年以上)固定し、役割と業務を明確にしてチーム活動する
  2. 各チームは年間目標を持つ
  3. 各チームは患者・利用者グループを継続して受け持つ
  4. 個々の患者・利用者には継続した受け持ちナースが存在し、固定チームが支援する
  5. 年間のチーム活動と日々のチーム活動があり、応援機能を持つ

次回からこの5つの定義について一つずつポイントを振り返ります