一般社団法人固定チームナーシング研究会
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12月 会長コラム
2023年12月
固定チームナーシングの振り返りをしたいと思います。
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固定チームナーシングは小集団の考え方を基本の方法論としていることは皆さん周知していただいていると思います。
小集団活動は対面コミュニケーションが可能な5人から10人ぐらいがいいと言われています。
小集団活動のポイントを再確認します。
5つのポイント(☆は固定チームナーシングでは)
① リーダーが不可欠である。
☆日勤はもちろん夜勤も2人以上であればリーダーが必要です。固定チームナーシングでは、フリー業務担当ではなくリーダーとして全体をマネジメントしていける人に育つ
② コミュニケーションがとりやすい
対面コミュニケーションのとりやすいチームサイズなのでそれぞれが意見を言いやすく、仲間意識を持ちやすい
☆チーム会がコミュニケーションのベースになる。全員が参加して情報交流ができるとよい。昨今意見を紙ベースで伝える参加者が増えていると聞くが共有はできても交流にならない。
③ 参加して決定する
小集団では、自分の課題の発言がしやすく、意思決定に参加していける
☆チームの目標やチームワークシートなどのルールに関しても意思決定に参加すると積極的な行動になる。また、意思決定に参加することでやりがい感が生まれる。
④ 目標をもって活動する
小集団サイズなので目標をメンバー全員で共有しやすい。
☆チーム目標を小集団で達成していく。チームが10人以上になる場合はチームをもう少し小さい小集団に分け、ちょっと頑張れば達成できる目標設定をする
⑤ 役割の構造化により自覚が促される
小集団ほど周囲・仲間の期待がわかり、期待に応える行動につながる。
☆チームリーダーも受け持ちも大切な存在で、それぞれの役割を明確にすることで役割行動がメンバーに認められ、やりがいや勇気を得られる。
固定チームナーシングを機能させていくときに、上記の小集団のポイントを理解してマネジメントしていきましょう。